とりどり便り

鳥好きの鳥だらけブログ

「ケアンズ探鳥図鑑」出ました!

次はアカサカオウム~とか書いてそのまま
また何か月も経過しており、申し訳ございません…。
またその間にオーストラリアに行くことになったり色々
バタバタしておりましたが、
バタバタの一因であった、お手伝いをしていた書籍が
目出度く先日2018年1月19日発刊となりました!

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文一総合出版
「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」松井淳・著です。

こちらのブログの記事にもなっているオーストラリア鳥あるき!の
大半お世話になっております、オーストラリアは右上の方、
ケアンズ在住在豪約20年の動物観察プロガイドさんの著書です。

以前にも「ケアンズ生き物図鑑」という本を出版されていて、
素人鳥見人の私はそちらの本の情報にも大変助けられたのですが、
今回は鳥オンリーでケアンズ及び周辺の北部クイーンズランドの鳥
約330種を、1種につき雌雄や幼鳥・飛翔姿など色々な写真と
和英の詳しい説明文で掲載していてめっちゃボリューム満点です。
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画像は文一総合出版HPより。

ケアンズ周辺の鳥と探鳥地も掲載されていて、
私はこの探鳥地ガイドで、ひとりでもかなり鳥を見ることが出来ています。
探鳥地ガイド自体は調べれば色々HPなどでも見つけられるのですが、
まぁなんせ英語です…。
(何度英語圏に行っていたとて)英語出来ない身には
日本語の分かりやすいガイドはとても有難いです…!!(><)

インコ・オウム好きに気になる掲載オウム目は
オーストラリア分布オウム目55種中13種です。
おなじみのキバタンやモモイロインコから
コンパニオンバードとしてはあまり知られていない
ヒメジャコウインコやコセイガイインコなど。

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画像は文一総合出版HPより。

インコオウムの図鑑で日本語でちゃんとしたものが
ほぼ無いので、どきどきします…!!嬉しいな~。

A5判カラー352ページで税込5400円とお値段お高めですが、
日本と全然違う、オーストラリアの鳥たちの姿が生き生きと
掲載されている楽しい図鑑になっています。
個人的に楽しいのは、鳥の英名の意味がそれぞれ解説されていて
どういう意図や意味があるのかが分かるところ。
英名と和名の取り上げるところの違いとか、知るのが好きなので
へー!と思うところが多いです。
モモイロインコがGalahなのは知っている方が多くても
由来になっているアボリジニの言葉も部族によって何百もあり
どこら辺の、というところを調べるのは大変という話を聞いて、
そういうところもまた、へー!!(語彙が貧しい…)です。

ケアンズは日本からとても行きやすいオーストラリアで、
かつ、グレートバリアリーフや大古の熱帯雨林
テーブルランドやアウトバックにもアクセスしやすく
色々な生息地環境の鳥(以外の動物も)を見やすいところです。
でも居る鳥は全然日本と違っていて、とても面白い…。
シギ・チドリ類は日豪渡る種も多く同じ鳥種が見られますが、
 そちらはそちらの面白さがあります…。)
普通に街中にゴシキセイガイインコが飛び回り、
少し探せばキバタンやアカオクロオウムも街周辺で探鳥可能。
2018年現在だと、夜8時成田を出て朝4時にケアンズに着く
LCC便が片道25000円くらいであったりするので、
野生のインコオウム見てみたいひと、もっと簡単に来れば良いのに!
と思ったりもします。自分がやっていて、めっちゃ楽しいので…。

ということでダイナミック・マーケティング
ケアンズ探鳥図鑑」のご紹介でした!
校正やデザイン案などをお手伝いした関係で自分にとっても
がんばった本となりました。
鳥好きさんが読んでくれて、オーストラリアの鳥や探鳥に
興味を持ってもらえたら、こんなうれしいことは無いです。
野生のインコオウム見ると、本当色々な事を思います。
そんな気持ちを共有できれば。

 

文一総合出版
「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」商品ページ