とりどり便り

鳥好きの鳥だらけブログ

モモイロあるき!その1~とりぞう豪鳥あるき

2017年5月から6月半ばにふらふらとオーストラリアの東側を南から北まで
上がって見ていたオウム・インコ記録の
とりぞう豪鳥あるき!一番最初はモモイロインコ編。

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飼育員をやっていた時代に毎年担当部署で生まれて居たのもあって
モモイロインコに多大な思い入れが有り、
一番最初に豪へ行った時も目的はモモイロインコだったわけですが、
今回は特に目的にしていなかったにも関わらず、
旅中ほぼオールモモイロインコまつり!で大変幸せでした!(笑)
沢山沢山のモモイロインコを見た為、二度に分けてモモイロインコ編。
初回は都会のモモイロインコ。

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一番最初にたどり着いたメルボルンでは、一日しか探鳥出来なかったのもあり
市内でモモイロインコを見かけることは無かったのですが、
同じビクトリア州の田舎では普通にモモイロインコはおうちの前の樹に
留まったりしていました。
続いて移動したあまり知名度の無い豪首都・キャンベラでは
着いた早朝しょっぱなのバスターミナルを出た瞬間から
首都の市街地ど真ん中のビル街を
ねぐらから出勤のモモイロ軍団が賑やかに飛び交っており、
それまではクイーンズランドアウトバックでしか
モモイロインコを見たことが無かった為、とっても唖然…。
全然荒野の鳥じゃナイヨ…!!!
キャンベラは、首都らしく都会で、オフィス街やショッピングモール、
沢山の博物館や美術館などもあるのですが、
同時に街中にやったらインコ・オウムが居る街で
現在のわたし内住みたい街ナンバー1をダントツ首位独走中です。
どこかに足を延ばさなくても、住宅街のその辺のおうちの樹に
モモイロが居たり、アカサカオウムや各種クサインコが居たりします。
いやもう、めっちゃ住みたい。

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車で走っていても、路肩や中央分離帯にいっぱいキバタンやモモイロが
集団で採食しているのが普通の光景です。
日本だとカラスやハトやムクドリのような。
街を歩いていると、人工的に植えられた街路樹に沢山実がなっていて
それで街中にインコオウムが集まるのかな?とか考えたり。
キャンベラは秋の季節で丁度実りの季節だったようで、
アカサカオウムなどは冬には山の方から移動してくるような話も見たので、
強く人を恐れないインコオウムは、うまく人工環境を利用しているのかも。

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今までオーストラリアの上の方、すなわち赤道に近い
熱帯に近い気候の地方しか行ったことが無かったので、
南の地方に行くと、こんなにしっかり秋が有ることに驚きました。
メルボルンもキャンベラも、秋の始まりでそこここが紅葉黄葉で
とてもうつくしい秋の光景だらけ。
そんな中に熱帯の鳥イメージの
インコ・オウムが居るのはなんだか不思議なかんじです。

もちろん秋の後には冬が来て、時には雪も降ったりするらしいので
雪の中のインコ・オウムも年間通して暮らしていれば
見られたりするのだろうな~と垂涎。
余談ですがメルボルン郊外はこの時期でも夜は寒く、
一ケタ代まで温度が急に下がるので、一度車中泊をした時は
結構凍えました。昼間はそんなに寒くなかったのに…。

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キャンベラの住宅街の前庭的なところで見た、モモイロのおちびさん。
もう、くれくれ怪獣の時期は過ぎているようですが、
一心不乱に採食しているオトナたちの中で、のんきに枯れ枝をくわえていて
おこさま感満載でほのぼのしてしまいました…(笑)

ところ変わって、北上したブリスベンのモモイロインコ。

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ブリスベンまで来ると州も変わり、大分亜熱帯地方の雰囲気になるので
もう秋らしさはありません。緑いっぱいだし住宅街の横の川は
軽くジャングルめいた場所になっています。
シェアハウスに滞在していましたが、そこから15分くらい歩いたところに
毎夕モモイロインコたちがねぐら入り前の食事に来たり
各種ロリキートたちがねぐらにしている公園があり、
毎日天国!って言いながら、楽しく観察していました(笑)

この公園にはモモイロたちは、主に花を食べに来ているよう。
マメ科の花なので、栄養価が高いのでは?というコメントを
詳しい人からいただく。

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大体ペアが何組かの小群で行動していて、
こういうおふざけも時々見られました。やられている方の顔がおもしろい(笑)

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住宅地の横の完全に人間用の公園なので、犬の散歩をしている人や
ボール遊びをしている子どもたちのすぐ横にモモイロインコが
沢山採食していて、日本人的にはなんとも不思議な光景です。
また、オーストラリアの公園やウォーキングロードには、
よく水飲み場が設置してあり、上部人用下部犬用に水受が付いているものが
多いのですが、犬用水受を上手に利用して水を飲んでいました。

上手に人間環境を利用しているなぁ…とやはりここでも思いました。
街路樹住宅地の近くでねぐらを取るのも、
日本のムクドリセキレイがやるように、他の動物から人間を利用して
身を守っているからなのかな?
色々興味が尽きない、都会のオウム軍団です。

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 荒野のモモイロインコ編につづく!