とりどり便り

鳥好きの鳥だらけブログ

インコフェスタ2019のご紹介■その3

インコフェスタ2019~野生に生きるインコたち~

登壇者さま4名紹介終わりましたが、スペシャルゲストで
オウム・インコグッズ販売のクリエイターさまもやってきてくださる
ことになりました!
普段から野鳥の調査や探鳥したり、鳥学会に出展されるなど生き物研究者さんにも
喜ばれるこだわりクォリティだったり、そしてインコ飼ってたり
飼い鳥もお好きというガチで素晴らしいクリエイター様4名さまです♪

■栃木屋工房
粘土の羽根飾り 栃木屋工房では、“粘土の羽根飾り”を制作しております。
“粘土の羽根飾り”は、職人が一枚一枚丹誠込めて創り上げた粘土製の飾り羽根です。
素材は柔軟な樹脂粘土で出来ておりますので、曲がっても元に戻せます。
イベントではお好みの羽根を選んでいただき、
その場でお客様オリジナルのアクセサリーに加工いたします。
商品売上金の一部はNGOアジア猛禽類ネットワークのご協力により、
猛禽類の研究活動や保護活動を支援するための寄付金として役立てられています。

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上記写真全て粘土で出来ているという、恐ろしいほどの職人技です。
アホウドリのフィギュア原型や鳥のモデルを見せて頂いたことが
あるのですが、ちょっと人間業?というくらい細かく凝りに凝っていて
本当にすごい…。ご本人はすごい元気なシロハラインコ飼いさん!

 

■包み屋

くるみボタンのアクセサリー 生き物や自然科学柄の
ハンドメイドアクセサリー屋です。くるみボタンを使って制作しています。
アクセサリーの種類はブローチ、ピアス、髪ゴムなどの他、
ネクタイピンやループタイなどの紳士物もあります。
「インコフェスタ」に合わせて、インコやオウムの柄を中心に並べます!
ぜひ見に来てください~。

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普段は各種生きもの系学会などもで展示販売をされている包み屋さん。
その学術的マニアックな柄には専門家のファンも多く、
今回オウム・インコ柄はインコフェスタがお初!ということで
大変光栄です~♪居住地が近かったのでいつも地元話で盛り上がります(笑)

 

■アトリエ山鳩

ハンドプリント衣類・羊毛フェルト 鳥を中心に生き物をモチーフとした作品を
制作しています。 シルクスクリーンのパーカー、Tシャツ類やバッグ類は、
すべてアトリエ内でハンドプリントしています。
羊毛フェルトのマスコットやストラップは、羽毛の柔らかさを大切にした
ふわふわ感を楽しみください。
ミヤマオウムやカカポなどの希少種も出品予定です。

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野鳥調査をしながら創作活動もされている山鳩さん。調査ってよく鳥を知らないと
難しいので、すごいと思っています。
当日はカカポ、ミヤマオウム、アカサカオウムなどもんのすごい
マニアックなオウム・インコのスペシャルなフェルト作品が並んでいて、
それもものすごい…!!と感動しておりました…。無いですよ、ガンガン作品とか…。
多分私が一番喜んでいた自信があります。

 

■シルぶん工房

イラスト布小物・雑貨 シルぶんと申します(シルバー文鳥の略です)
今は文鳥飼いですが子供の頃はセキセイインコやヒヨコも
飼ったことがあります。
身近な野鳥や植物の観察も好きです。

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とりぞうの数少ない鳥見仲間のシルぶんさん、飼い鳥もブンチョウという繋がり~♪
プロのイラストレーターさんなので、各種鳥さんの絵もデザインも
ステキな布もの雑貨などがいっぱいです♪

 

 

 

←インコフェスタ運営登壇者3名執筆したりしています。

 

 

 

インコフェスタ2019のご紹介■その2

インコフェスタ2019~野生に生きるインコたち~
登壇者さまご紹介のその2です。

■岡本勇太

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飼い鳥のカメラマンもされているので、飼い鳥界での知名度は一番かもしれません、
岡本さん。登壇者中一番コンパニオンバード度(?)は高いです。
野生のインコ写真集も2冊出されており、インコフェスタではオーストラリアの
オウム・インコの動画集DVDも先行発売されました。順次、ショップなどでも
取扱されるそうですので、お楽しみに~♪

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←ワーホリしながら積み重ねた写真集!

岡本 勇太 | Facebook …岡本さんのFacebook
色々活動情報やお知らせGETできます。

 

■松井淳

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こちらのブログでも紹介する機会の多いとりぞうの鳥見先生、松井さん。
スパルタが過ぎるのでとりぞうの鳥見能力は上がることを知りません。
在豪20年弱でオーストラリアで生きものガイドを務める程のツワモノで、
日本語での図鑑まで出してしまいました。おうちで野鳥ボランティアなども
やっているので、各種インコの飼育経験も豊富。

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←下の方の記事でさんざ宣伝しておりますが。

chiemomo …松井さんのHP。野生のオウム・インコが見たくなったらこちらへ!

 

インコフェスタ2019のご紹介■その1

インコフェスタ2019~野生に生きるインコたち~
飼い鳥としておなじみのオウム・インコたちの野生下での姿を
4人の自然ウォッチャーが、その生息地で自ら撮った写真とともに
語ってくれるイベントなわけですが、
その4名の登壇者のご紹介です。

■松村伸夫

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文一総合出版さまの野鳥月刊誌「BIRDER」他にもよく寄稿されています。
日本国内でも有数のバードウォッチャーで世界のヤイロチョウを追いかけている
インコフェスタ発起人にして主催者。
その海外鳥見のお話は、崖から落ちたり月夜の川下りで小船が沈んだり
目的地が軍隊に閉鎖されて目的の鳥が見られなかったり
あまりとりぞうの日常生活では聞かない出来事に溢れている。
オオバタンを見に行きたい!と話をしていますが、ダイ・ハード
インディ・ジョーンズかという旅程に、体力的にご一緒出来る気がしていない。

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←松村さんのお写真いっぱいカワセミハンドブック。

feathercollector's diary …松村さんのブログはこちら。

オウム・インコの仲間 | feathercollector's diary 
…インコフェスタで見られなかったインコたちも掲載されています♪

 

■長野敦

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プチ遠征で西オーストラリアまで行ったり週末4日でニュージーランド
行ったりしようとするお方。行動範囲が渡り鳥的なイメージです。
大砲のようなカメラで寄るのではなく、300mmレンズでゆったり向こうから
近寄ってきてくれるような写真を撮られるのは、その人柄のせいでしょうか。
水中写真や鳥だけでない生きもの全般のお写真がどれも素敵です。
ペンギンの本を共著で出されています。

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←長野さんの共著、写真も内容も魅力いっぱい!

 

長野 敦 | Facebook …長野さんのFacebook
豪華絢爛な生きもの写真集のようです…!!

インコフェスタ2019 開催!!

ツイッターではお知らせしていたのですが、
こちらのブログではさっぱり!出来ていなかった
(パスワード忘れてログイン出来なかった…)
イベント開催のお知らせを開催1週間を切ってから
やろうとしております、とりぞうです。
来る2019年3月9日土曜日に東京・東新宿にて

「インコフェスタ2019~野生に生きるインコたち~」

を、開催いたします!
ペット、コンパニオンとしてのオウム・インコではなく
野生の野鳥としてのオウム・インコを見てきた
ネイチャーマン4人が、オーストラリアや南米、アフリカなどで見た
オウム・インコたちをたくさんの写真をまじえて話してくださいます。

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「インコフェスタ2019 ~野生に生きるインコたち~」

日時:2019年3月9日(土) 13:00-18:30
場所:快・決いい会議室 KDX東新宿ビル内
   〒160-0021 東京都 新宿区 歌舞伎町 2-4-10 KDX東新宿ビル 3F
対象:インコ・オウムに興味のある方(小学生以上) 定員 200名
参加費:2000円 
お申込公式ブログ

インコフェスタ2019 ~野生に生きるインコたち~ | インコフェスタ2019

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お話しくださるのは、主催者でピッタチェイサーの松村さん、
インコや鳥専門ではないけど色んな生きものを
世界中で見ている長野さん、
愛鳥オカメさん発で野生のオカメやセキセイを追いかける岡本さん、
オーストラリア在住約20年ネイチャーツアーガイド松井さんの4名。

皆さま、ひとりで南極行ったり、軍隊に封鎖されるような山に鳥見に
出かけたり、夜半に川下りで船に穴が開いててそのまま川に沈んだり、
見渡す荒野・NEXT GASSTAND500kmの世界で車立往生したり、
部族間闘争で飛行場閉鎖されて帰国出来なかったり、と
とりぞうが普段生活している場ではあまり聞かないような
話がボコボコ出てくる方々で、オウム・インコの話以外も
楽しいのではないかと、とても期待しています(笑)

司会のここっとさんも、これまたお話がすばらしい方で
アメブロでご存じの方も多いかも。→ 魅惑のここっとライフ 
アメブロ公式ブロガーさんになる実力は、半端なく
実際お会いすると、その中身のパンパンに詰まったお話に
目がキラキラしてしまいます。

講演以外のお楽しみで、グッズクリエイター様にも
ご参加いただいております。

栃木屋工房さま…粘土の羽根飾り
包み屋さま…くるみボタンのアクセサリー
アトリエ山鳩さま…ハンドプリント衣類・羊毛フェルト
シルぶん工房さま…イラスト布小物・雑貨

クリエイター様も、野鳥も飼い鳥も好きでバードウォッチングしたり
調査したり保全活動したり学会参加してたりで、
飼い鳥・野鳥の架け橋的な活動の方でご参加頂けてとても嬉しいです。

そんな豪華メンバーでお送りする「インコフェスタ2019」
お話聞くだけ、作品購入するだけでなく
インコ好きな皆さまのご縁や場や知識などが、新しく沢山つながる
イベントになったら良いなあと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします^^)

「ケアンズ探鳥図鑑」スライドトーク開催のお知らせ


先の記事の「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」
調度発行よりひと月ほど経過し、その間
ネットでの広報や、直接本を背負って販売行脚など
お手伝いなどしておりましたが、
手に取ってくださった皆さまが、ケアンズ行きたい!とか
掲載している鳥で手作りぬいぐるみ作ってみた!とか
若き鳥の人々が、うぉ~俺コレこないだ行った時見た!
マジで!今年は絶対俺も行く~!!とか叫びながらガン読みして
校正ミスを発見してくれたりとか、
そういう反応を見ることが出来て大変楽しいです♪
ありがとうございます…!!
著者じゃなくてお手伝いだけですが、しみじみ嬉しいです。
エンドレス校正は発狂しそうな作業でしたが、
関わることが出来て、ヨカッタ!!

そんな「ケアンズ探鳥図鑑」ですが、
著者・松井淳さんによるトークショー
千葉県は谷津干潟自然観察センターにて3/11(日)に
開催される運びとなりましたので、お知らせをば。

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日時:3月11日(日)13:00~14:30
対象:小学生以上 定員:50名
参加費:500円(ドリンク付き)+入館料
受付・問合:谷津干潟自然観察センター 電話:047‐454‐8416

谷津干潟自然観察センターでのイベントページはこちら↓
とりぞうも上記ちらしデザインなぞさせて頂きました故も有り、
当日はひっそりお手伝いでこきつかわれている予定です。
もしご参加の方いらっしゃいましたら、
お気軽に話しかけて頂ければ嬉しいでーす!
鳥の話しか出来ませんが!(笑)

当日、谷津でお会いできたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします♪

 

文一総合出版
「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」商品ページ

 

「ケアンズ探鳥図鑑」出ました!

次はアカサカオウム~とか書いてそのまま
また何か月も経過しており、申し訳ございません…。
またその間にオーストラリアに行くことになったり色々
バタバタしておりましたが、
バタバタの一因であった、お手伝いをしていた書籍が
目出度く先日2018年1月19日発刊となりました!

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文一総合出版
「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」松井淳・著です。

こちらのブログの記事にもなっているオーストラリア鳥あるき!の
大半お世話になっております、オーストラリアは右上の方、
ケアンズ在住在豪約20年の動物観察プロガイドさんの著書です。

以前にも「ケアンズ生き物図鑑」という本を出版されていて、
素人鳥見人の私はそちらの本の情報にも大変助けられたのですが、
今回は鳥オンリーでケアンズ及び周辺の北部クイーンズランドの鳥
約330種を、1種につき雌雄や幼鳥・飛翔姿など色々な写真と
和英の詳しい説明文で掲載していてめっちゃボリューム満点です。
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画像は文一総合出版HPより。

ケアンズ周辺の鳥と探鳥地も掲載されていて、
私はこの探鳥地ガイドで、ひとりでもかなり鳥を見ることが出来ています。
探鳥地ガイド自体は調べれば色々HPなどでも見つけられるのですが、
まぁなんせ英語です…。
(何度英語圏に行っていたとて)英語出来ない身には
日本語の分かりやすいガイドはとても有難いです…!!(><)

インコ・オウム好きに気になる掲載オウム目は
オーストラリア分布オウム目55種中13種です。
おなじみのキバタンやモモイロインコから
コンパニオンバードとしてはあまり知られていない
ヒメジャコウインコやコセイガイインコなど。

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画像は文一総合出版HPより。

インコオウムの図鑑で日本語でちゃんとしたものが
ほぼ無いので、どきどきします…!!嬉しいな~。

A5判カラー352ページで税込5400円とお値段お高めですが、
日本と全然違う、オーストラリアの鳥たちの姿が生き生きと
掲載されている楽しい図鑑になっています。
個人的に楽しいのは、鳥の英名の意味がそれぞれ解説されていて
どういう意図や意味があるのかが分かるところ。
英名と和名の取り上げるところの違いとか、知るのが好きなので
へー!と思うところが多いです。
モモイロインコがGalahなのは知っている方が多くても
由来になっているアボリジニの言葉も部族によって何百もあり
どこら辺の、というところを調べるのは大変という話を聞いて、
そういうところもまた、へー!!(語彙が貧しい…)です。

ケアンズは日本からとても行きやすいオーストラリアで、
かつ、グレートバリアリーフや大古の熱帯雨林
テーブルランドやアウトバックにもアクセスしやすく
色々な生息地環境の鳥(以外の動物も)を見やすいところです。
でも居る鳥は全然日本と違っていて、とても面白い…。
シギ・チドリ類は日豪渡る種も多く同じ鳥種が見られますが、
 そちらはそちらの面白さがあります…。)
普通に街中にゴシキセイガイインコが飛び回り、
少し探せばキバタンやアカオクロオウムも街周辺で探鳥可能。
2018年現在だと、夜8時成田を出て朝4時にケアンズに着く
LCC便が片道25000円くらいであったりするので、
野生のインコオウム見てみたいひと、もっと簡単に来れば良いのに!
と思ったりもします。自分がやっていて、めっちゃ楽しいので…。

ということでダイナミック・マーケティング
ケアンズ探鳥図鑑」のご紹介でした!
校正やデザイン案などをお手伝いした関係で自分にとっても
がんばった本となりました。
鳥好きさんが読んでくれて、オーストラリアの鳥や探鳥に
興味を持ってもらえたら、こんなうれしいことは無いです。
野生のインコオウム見ると、本当色々な事を思います。
そんな気持ちを共有できれば。

 

文一総合出版
「オーストラリア ケアンズ探鳥図鑑」商品ページ

 

モモイロあるき!その2~とりぞう豪鳥あるき

もはや数の暴力レベル、荒野のモモイロインコ編。f:id:torizotori:20170812033956j:plain
アウトバック名物(?)電線の大量モモイロインコたち。

6月に入ってクイーンズランドアウトバックぐるぐる車でキャンプ旅。
行く先々で大量のモモイロインコに遭遇する旅路となりました。

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Cairnsから出発してGoergetown→Normanton→Forways→MountIsa→Bolia
の、道すがらとキャンプ場で、合計何万羽のモモイロインコと遭遇したのか?
在豪20年の同行ガイドさんはモモイロインコなぞ見飽きているので
中途では「自分ばっかり好きな鳥を呼びおって…」くらいの
謂れのないdisを受けていたのですが、そのガイドさんすら
最後にはあまりの数量に圧倒される超展開で。 

 

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何百キロと続く、見渡す限り360度荒野。

オーストラリアのアウトバックというところは、
内陸部分の砂漠や乾燥地帯で国土の80%を占める土地であるに関わらず、
豪の人口の90%は、前回記事で出てきたような
シドニーメルボルン・キャンベラ、まだ見ぬアデレード
パース・ダーウィン等の海岸部の都市圏に集中しているそうで。
広い広い荒野に少しの人が住む街があり、
到底太刀打ち出来ないような自然が広がっています。
飼い鳥好きさんには、セキセイインコオカメインコが住んでいる土地、
という認識があるところかも。f:id:torizotori:20170819033532j:plain
地面で何か食べてたモモイロ軍団。

アウトバック最初の宿泊地となったのは以前にも
モモイロインコを見に来たことのあるジョージタウン
ケアンズからだと一番手ごろにモモイロインコやセキセイ、オカメに
出会える場所、ということで日本からそれらを一番見に来やすい場所かも?
前回来た時は雨期でセキセイもオカメも出会えなかったので、
今回はそちらメインで見られたら良いな~♪とか思っていたのですが。

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キャンプする場所を確保して、車から出た途端鈴なりのモモイロインコでした。
到着がまだ少し明るい夕方くらいだったので、
キャンプ場前の電線や横の空き地なのかゴルフ場なのか?みたいな草原に
ねぐら入り前で集合&採食しに来ているモモイロが沢山沢山…。
しばし夢中で見ていると、その50羽くらいずつの小群が
皆同じ方向に向かって行き、つけていったところ
キャンプ場から徒歩5分、ジョージタウンのど真ん中の公園街路樹に
モモイロインコたちが大集合していました。
ここがねぐらかぁ…!!(めっちゃすぐ横に民家あるな!うるさそう!)

あちらからこちらから、小群が集まって来て電線や木に留まり
ドンドン何百、何千羽規模になり、それが定期的に瓦解して
一斉にキャァキャァと飛び立つ様は、うねりをあげる羽音と共に
強烈に焼き付きました。
すごい…。f:id:torizotori:20170819033702j:plain
モモイロインコと夕焼…。 

その後ニワシドリのお庭の横でテントを張って眠っていると
真夜中でも鳴きながら飛んでいるモモイロの声がしたり。
ジョージタウンの星だらけの空の下、眠ったり飛んだりしてるのかぁ
野生のモモイロインコ…と思いながら、
その日はわたしも同じ空の下、就寝。

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その後ノーマントン、フォーウェイズ、マウントアイザ(山なわけではない)では
アカビタイムジオウムとの混群を見たり
道端で大量に何かを採食していたり
オカメインコと混群で何万羽~みたいな単位でトウモロコシ畑を襲っていたり。

前回の都会のモモイロインコとは分布域が違う亜種なので
そもそも顔も違うのですが、それだけじゃなく荒野のモモイロは
都会のモモイロよりは少し険しい印象を受けます。
アカビタイムジオウムも亜種違いで
乾燥地帯のせいか、茶色にすすけた大きな体が印象的。

都会でも何組か親子を見たのですが、アウトバックでは
くれくれ怪獣期の親子ばかりに目がいっていたせいか
ジョージョーとひな鳴きが聞こえて見つけるので正確には耳がいったのですが)
の~んびり街路樹の実を一家で採食していた
都会のモモ一家のほのぼの感から一転
親御さんを獲って喰らうぞ…!!くらいのくれくれっぷりに
ヒョェ~親って大変…(T△T)と、慄いていました…。
やっぱり荒野はハードモード…?

上動画、最後の引きの画面は、その前にくれくれしていた親子が群れに合流。
左上からちびさんに追いかけられる親御さんの図です。
フライングアタックをかまされている親御さん…。

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もう大きいんだから早く自立してくれないかな…
とアテレコをしたい感じでした。

 ミンミンライト推しの町、ボーリア。
最後のモモイロ軍団遭遇の町となりましたが、ここもまたすごかったです。


説明文でマウントアイザって書いてますが、ボーリアでした。スミマセン…。

キャンプ場横を流れる川に沿ってモモイロ軍団の好きな木と
電線があり、何百羽単位で行ったり来たりしていました。
周囲に何本も木はあるのですが、一本の木に人気が集中。
どんどんどんどん飛んでくるのに皆その木に留まりたがり、
当然の結果として密度オーバーでわーっと瓦解して
向こう側の電線に飛んで行き、また同じことを繰り返し…繰り返し…。
わたしは見るのは初めての光景ですが、君たちはきっと
毎日これをやっているんだよね…?(学習能力は?)
と、少し遠い目をしてしまう光景でした。
動画でも、遠く電線に留まっている画面がありますが
一斉に飛び立つ時、3本ある電線が反動でぐわんぐわんぶれていて、
豪の電線はオウム等の負荷に耐えるよう設計されているそうですが、
こういう衝撃は想定されてないんじゃないかなぁ…と
ガイドさんが呟いていました。
ボーリア周辺には、モモイロインコ停電がありうるのかもしれませんね…。


説明文でマウントアイザ(以下略同上)申し訳ありません…。

その後の集団水飲み風景も圧巻でした。

豪の鳥ガイド歴長いガイドさんも見たことないくらいの
モモイロ軍団・数量だったようなので、
よっぽどモモイロたちが大きな群れを作る時期と場所ドンピシャリだったのか、
乾季なので人間の町の傍の方が、水が得やすいと知っているからなのか?
ジョージタウン・ボーリアに行った方にも
ここまでの数のモモイロが居るよ~という話も聞いたことが無かったので
モモイロ好きの執念が呼んだパラダイスだったのか、
乾季の水を探して移動する、不確定でしか見つけることの出来ない
アウトバックの鳥たちに出会えて、
すごい景色を見せて貰って本当に幸運でした。

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そして…その後はモモイロで運を使い果たしたか、
地の果てのようなナショナルパークを何時間も歩いても
驚くほど鳥も他の生きものも遭遇しない事態ばかりとなり、
最終的には人すら居なくなったので、
この世の生きものは死に絶えたのでは?という世界でさまようだけの、
驚きの収穫底辺!でアウトバック旅は終了するのでした。
風呂なし水なしあるのはテントと準・野生のトイレだけ!
というところまで行って、生きものがわずかしか見られないという事実は
非常にこころがすさむということを体感いたしました!
野生動物対象なので仕方が無いんですけども!(T△T)f:id:torizotori:20170819033924j:plain
荒野を6時間さまよい歩いて骨を見るばかり…。うぅ…orz

 

ということで、怒涛のモモイロインコ編は終了!
次は、今回旅でとっても見たかったバード、
ガンガンさんことアカサカオウム編です。
一般知名度は非常に低いが変わった冠羽の面白いオウムでした!